日本最古のトイレが大変だというニュースを見て

京都の紅葉の名所として名高い禅寺「東福寺」。

令和四年十月十七日のニュースで、「日本最古のトイレに車突っ込み扉壊れる。」という記事が出ていました。

記事の内容は次の通り。

17日午前9時半ごろ、京都市東山区本町15丁目の東福寺で、文化財保護団体職員の男性(30)が運転する乗用車が国重要文化財の木造建築「東司(とうす)」に衝突し、出入り口の扉を壊した。東司は室町時代前期に建てられ、現存する国内の禅寺で最古の便所として知られる。

引用元:「日本最古のトイレ」に車突っ込み扉壊れる 京都・東福寺の「東司」:朝日新聞デジタル (asahi.com)

知らなかったですね・・・。

禅寺におけるトイレを東司ということは知っていましたが、まさか東福寺のそれが現存最古のものとは知りませんでした。

臨済宗の禅寺大本山東福寺は、京都五山の一つとして歴史も古い大きなお寺です。

実は私の勤め先がこのお寺から近いので、かなり身近な存在なのです。

それこそ毎日前を通っています。

何度も散策にも訪れております。

残念なニュース記事ではありましたが、それだけに目が止まってしまいました。

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扉破損のその後

職場から近いので、昼休みにちょっと見に行ってみました。

日下門から入ると、右に進んで禅堂があります。

ここでは日曜早朝座禅なども行われており、以前何度か参加したこともあります。

そのさらに奥へ進んだところにある大きなお堂が東司です。

見慣れた光景です。

お堂内に車が突っ込んでいる事故直後の衝撃写真がニュース記事に載っておりました。

紅葉にはまだまだ早いとはいえ、秋の観光シーズンも始まりました。

恒例の京都非公開文化財特別公開で、東福寺も三門が公開中。

平日とは言え観光客も増えてきています。

これは・・東司の事故現場は黒山の人だかりか?

と思いきや、すでに写真の状態です。

仮の扉がはめられ、何事もなかったかのよう・・・

誰も見向きもしていませんね~・・・。

振り返って仰ぎ見ると、参道を挟んで見事な三門です。

先ほど触れた非公開文化財特別公開が始まっており、拝観者が何人か上っていました。

ちなみに、三門公開は10月8日から12月4日まで。

法堂公開が11月1日から11月30日まで。

東福寺東司について

重要文化財である東福寺の東司、しっかり案内板が出ておりました。

説明は次の通り。

「東司(とうす)とは便所の建物を云い、百閒便所(百雪隠(ひゃくせっちん)と称し、子供たちは「100人便所」とも云っている。

禅堂の横に必ず「東司」が置かれる。

禅宗叢林の便所では日本最古最大で、現存する唯一の遺構である。

当時の排泄物は貴重な堆肥肥料であり、京野菜には欠かせない存在となっていた。

京都の公家、武家、庶民の台所をおいしい野菜で潤した。

叢林としても現金収入の大きい糧となっていたと云われる。

案内板より

なにせ日本最古のトイレですから、京都は本当に奥が深いですね。

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ニュースの感想として

文化財保護団体の職員が文化財を破壊してしまうという皮肉なニュースというのは、なかなかの衝撃でした。

見ると駐車スペースから扉まではけっこう距離もあります。

どういう状況で起こった事故なのかイマイチ判然としませんね。

ギアの入れ間違いとなっていますが、アクセルとブレーキの踏み間違いも複合要素としてあるのかなと思われますね。

こういう事故は明日は我が身と戒めて、日々注意を怠らず生活していかなければなりませんね。

貴重な文化財が元の姿を取り戻すことを切に願うばかりです。

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アクセス

JR・京阪電車「東福寺」下車徒歩約10分

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