2020年に突然俳優を引退して世間を驚かせた成宮寛貴(現在は本名の平宮博重)さん。
現在でも芸能界復帰を望む声が鳴りやまず、その人気の高さがうかがえます。
そんな成宮寛貴さんと言って思い浮かぶ役柄として、多くの方があげられるのがテレビ朝日ドラマ「相棒」で演じた甲斐亨ではないでしょうか。
三代目相棒として人気の高かった「カイト」こと甲斐亨というキャラクターは、シーズン11からシーズン13の3年間に渡って演じられました。
惜しまれつつシーズン13の最終話で降板となりましたが、その最終話が衝撃の内容でしたね。
その後の成宮寛貴さんの芸能界引退というニュースの衝撃もあって、この降板劇に色々と憶測が飛び交いました。
果たして成宮寛貴さんの「相棒」降板理由は何だったのか、そしてまさかの再登場はあるのか。
その辺りを調べてみました。
成宮寛貴の「相棒」降板理由とは何?
成宮寛貴さんが相棒「甲斐亨」を演じたのは3年間というものでした。
衝撃的なラストだっただけに降板について様々な憶測が囁かれました。
主なものを挙げてみましょう。
理由① 薬物疑惑の関連?
成宮寛貴さんが相棒を卒業したのが2015年。
その翌年2016年に芸能界引退となるわけですが、その中の引退理由の噂の中に薬物疑惑というのがありました。
これに関しては番組降板後ですし、噂についてもご本人は完全否定されていました。
関連があったのかどうかはわかりませんが、かつて相棒に出演していた高樹沙耶さんが大麻所持疑惑で逮捕されたのも2016年でした。
制作サイドとしては世間が騒がしくなっていたこの時期、噂の火種となった人物について色々と配慮せざるを得なかったのかもしれません。
理由② 主演・水谷豊との不和?
主演の水谷豊さんとの演技をめぐる不仲説というもの根強いですね。
ただ、この水谷豊さんとの不仲説というのは、他の共演者や制作スタッフとの間でもこれまで多く噂に昇ってきました。
たしかに大ベテラン俳優として、現場では大きな影響力があるのは間違いないでしょう。
演技にも大変厳しい俳優だということでも知られています。
ですが、毎度毎度共演者との不仲が報じられると、逆に信ぴょう性を疑ってしまいますね。
色々な場面で、もはやネタのように扱われている感のある噂ですので、これは可能性としては微妙ですね。
成宮寛貴さんのコメントを見ると、水谷豊さんへの感謝の意がよく伝わってきます。
「『相棒』という作品に出合い、携われたのは本当に大きな経験でした。特に、水谷さんとご一緒できたことは、俳優としてもたくさん勉強になりましたし、人間としても成長でき、心から感謝しています。3年間演じてきたカイト君とは、長く演じてきた分、僕自身と何か強い繋がりを感じています」
引用元:ORICON NEWS
理由③ 契約満了によるもの?
実は成宮寛貴さんが「相棒」出演時に決まっていた契約期間は2年間だったのだそうです。
ところが契約を1年延長することになります。
その要望をしたのが、なんと不仲説を噂されていた水谷豊さんだという話です。
やっぱり将来性を高く買っておられたのではないでしょうか。
ちなみに歴代相棒の出演期間はというと。
初代相棒の寺脇康文さんはプレシーズンからシーズン7までの約7年間。
2代目相棒の及川光博さんはシーズン7最終話からシーズン10までの約3年間。
4代目の反町隆史さんはシーズン14からシーズン20までの約7年間。
他と比べると2年間の契約はやや短いものの、普通の契約として考えれば妥当なのではないでしょうか。
結果では契約延長で3年間となりましたし、及川光博さんも3年で卒業でした。
契約期間満了が一番の理由かもしれませんね。
理由④ イメージ固定を避けたかった?
長く同じ役柄を続けていると、どうしてもそのイメージが固定されてしまうことがあります。
実際、それを嫌う役者も多いと言います。
成宮寛貴さんもこれからを見据えて、様々な役に挑戦するためにもイメージの固定化は避けたかったのかもしれませんね。
若手俳優としては代表作ができるというメリット以上に、イメージの固定化はデメリットと考える方が普通かもしれませんね。
理由⑤ 引退を心に決めていた?
成宮寛貴さんが突然の引退を発表されたのが2016年12月9日でした。
突然の報道で世間は驚きましたが、当人の中ではもっと以前からその気持ちは固まっていたのかもしれません。
それが何年前からなのかわからないですが、2015年時点で制作サイドに話が行っていたのかもしれません。
いずれも憶測に過ぎませんが。
成宮寛貴の演じた相棒「甲斐亨」とは?
成宮寛貴さんの演じた3代目相棒・甲斐亨(かい とおる)とはどんなキャラクターだったのか。
初登場は2012年10月の「相棒シーズン11」初回スペシャル「聖域」でした。
香港で運命的に出会い、主人公・杉下右京(水谷豊)からスカウトされるという珍しいパターンで特命係に配属されます。
人材の墓場といわれる特命係配属という人事に反発し、時に暴走するなど若さを前面に押し出した新鮮なキャラクターとして描かれていました。
そんな跳ね返りキャラの甲斐亨も、杉下右京の高い能力に徐々に心を開いていき、息の合った相棒キャラへと成長していきます。
成宮寛貴さんの爽やかな演技と相まって、人気キャラクターとなりましたね。
衝撃の最終話の謎
見ていない人にはネタバレ注意となりますが、最終話が唐突で衝撃的な内容でした。
そのためこの降板劇に様々な憶測を呼ぶことになってしまいます。
「右京さん」「カイト君」と呼び合う信頼で結ばれた相棒になった2人。
ところがシーズン13最終話で、甲斐亨は逮捕され去ってゆくという衝撃的なラストとなりました。
法で裁けない悪党どもに暴力による制裁を加える「ダークナイト」と呼ばれるキャラクターとの対決というのが最終回スペシャルの内容でした。
このダークナイトの正体が、歪んだ正義感に駆られて暴走した甲斐亨だった。
ところが初登場からの3年間で、このラストへの伏線は一切ありませんでした。
まさに成宮寛貴さんを急いで退場させるための脚本のような、とってつけたような展開といえるようなものでした。
この謎の展開に困惑した多くのファンからは納得いかないというコメントが多く出ていました。
このモヤモヤも、成宮寛貴さん復帰待望論のエネルギーのひとつになっているのではないでしょうか。
成宮寛貴は相棒に再登場するのか?
実は成宮寛貴さん演じる甲斐亨は、「相棒」シーズン15の最終回に登場していました。
ドラマの回想シーンを使わなくてはならない状況があり、そこに甲斐亨も出演しているシーンだった。
ということだったのですが、劇中では杉下右京が「カイト君」と名前を口にするシーンもあったりと、これまた色々と憶測を呼びました。
とは言え現在では芸能界を引退されている成宮寛貴さん。
復帰がなければ今後はこういう出演というのもなかなか難しいでしょう。
まとめ
甲斐亨のラストがあまりにも唐突で納得のいかないものだったので、様々な憶測が噴出した「相棒」降板理由ですが、果たして真相はどれなのでしょうか。
今後、ご本人から語られる日が来るのかもしれません。
成宮寛貴さんの芸能界復帰がまだまだなさそうなので、「相棒」への再登場もなかなか難しそうですね。
初代相棒。亀山薫(寺脇康文さん)の復帰でドラマも最終章突入か!という噂もでています。
最期ともなれば、これまでのキャラクターも再登場のきっかけになるかもしれません。
けれど「相棒」自体が終わってしまうのは寂しいですが・・
甲斐亨の再登場、可能性はゼロではないと信じて期待して待ちたいところです。
最後までお読みいただき有難うございます。
コメント