日本サッカー界のレジェンド。
キングカズこと三浦知良さんは現在、2024年夏までの現役続行は決まっていますね。
現在(2024年)57歳という三浦知良さん。
プロサッカー選手として、この年齢まで現役でいることは奇跡としか言いようがありませんね。
その反面、流石に選手としての実力は、もはやプロの世界で通用するものではないという声も大きくなっています。
もっともアスリートとしてのピークはとっくに過ぎ去っている事は、三浦知良さん自身が一番感じているのではないでしょうか。
それでも現役にこだわり続ける理由とはいったい何なのか?
世間で言われている三浦知良さんが引退しない理由5つをまとめてみました。
三浦知良が引退しない理由5選!
理由① 夢に破れ意地を貫き通している
三浦知良さんといえば、15歳で単身ブラジルに渡り、血のにじむような努力の末にプロとして海外リーグで活躍した最初の日本人選手といってもいいでしょう。
日本に帰国してからはJリーグの発展に大きく貢献したスター選手ですね。
それもこれもすべては日本サッカーが世界の舞台であるワールドカップに出場するためという夢のためでした。
結果は誰もが知る通り。
ドーハの悲劇を乗り越えてやっと掴んだワールドカップ初出場の1998年のフランスワールドカップ。
直前にメンバーから外されるという「ニヨンの屈辱」で無念の帰国をしています。
この時の会見で語ったコメント。
「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」
あまりにも有名なコメントとしてサッカーファンの脳裏に刻まれていますね。
この後、ワールドカップ出場常連国となった日本ですが、三浦知良さんは代表選手としてワールドカップのピッチに立つことがかないませんでした。
国内、海外と多くのチームを渡り歩き現役にこだわり続けるのは、この時失ってしまって宙ぶらりんになったワールドカップへの思いを断ち切れないからという声があります。
プロサッカー選手として最高の高みであるワールドカップの舞台で、直前にハシゴを外された屈辱。
それに対する意地みたいなものが現役続行のエネルギーになっているのかもしれないですね。
理由② 引退後の道が不透明だから
プロスポーツ選手が引退すると、コーチや監督、所属チームの関係職員など、チームに関係した第2の人生を歩むケースが多いですね。
おそらく三浦知良さんも引退したらそういうオファーが山のように来るでしょう。
しかし三浦知良さんは常々それを否定するコメントを残しています。
「同期の選手が監督とかやっているけれど、気が知れないよ。僕は選手にしか興味ない」
「指導者には向いていないからやらない」という本人の意向だそうですが、実際15歳で単身海外へ飛び出し、自分自身で試行錯誤してトップに上り詰めた我流のやり方を伝えるのは難しいでしょう。
指導者が嫌なら解説者などかというと、それもピンときませんね。
おそらくご本人が一番ピンときていないのではないでしょうか。
結局、引退後の想像が全くできない、したくもないというのが本当のところではないでしょうか。
理由③ 子供たちに戦う背中をみせるため
現在、三浦知良さんには2人の息子さんがいます。
長男の三浦獠太(みうら りょうた)さんは俳優として活躍中です。
次男の三浦孝太(みうら こうた)さんは、プロの格闘家でRIZINのファイターです。
ともにまだ20代です。
俳優と格闘家という特殊な世界で戦っている息子たちに、世界を舞台に戦うとはどういうことかを教えるために、父親としての背中を見せていたいのではないでしょうか。
世間の雑音をよそに戦い続ける男の背中。
こんなデカい背中はなかなかお目にかかれないですね。
理由④ 広告塔としてのオファーが殺到している
結果がすべてのプロスポーツの世界で、さすがにもうプレイヤーとしては通用しないと言われている三浦知良さん。
40代の頃はそのチャレンジ精神に多くの人が感動し支持をしたものでした。
50歳を越えても現役にこだわる姿に、批判の声も少なくありません。
それでも毎年いくつかのクラブチームは獲得のオファーを出しています。
これはやはりキングカズの名前の成せる業でしょう。
サッカー界のレジェンドを見たくてスタジアムに足を運ぶ新旧のファンは多いでしょう。
三浦知良さんを抱えるチームは、マスコミからも注目されます。
また、三浦知良さん個人として企業CMに複数起用されていますから、そのままその企業がチームのスポンサーになる可能性も大いにあるでしょう。
いまやプレイヤーとしてではなく、広告宣伝担当の役割の方がウエイトは大きいといえるでしょう。
プロスポーツもビジネスの世界と切っても切り離せないですから、引退したくてもなかなか引退できなくなっているのかもしれませんね。
理由⑤ 理由なんてない!サッカーが好きだから
引退しない理由と言っておいて元も子もないのですが、実はこれが一番の理由ではないでしょうか。
サッカー選手として一日でも長く存在したい。
1試合でも多くゲームに出たい。
まだまだ現役選手としてやれる自信がある。
そのためのトレーニングや自己管理にも自信と実績がある。
これらをすべてまとめると、つまりはサッカーが好きだから、現役選手としてプレーできる身体があって、オファーがある限り引退する理由が見つからないということなのでしょう。
なんせ好きなんだから仕方がない。
それが許されるところがキングの所以なのでしょうね。
まとめ
三浦知良さんが引退しない理由5選を考察してみました。
世間の逆風はこれからもっと強くなるでしょう。
けれど1ファンの意見として、還暦まで現役で頑張ってほしいです。
そんなプロサッカー選手、いまだに見たことがないですからね。
三浦知良さんが1日でも長く現役で活躍する姿がみられますように。
最後までお読みいただき有難うございます。
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