松本白鸚体調不良による休演からの復帰も気になる現在の様子は?

2022年11月19日から体調不良で舞台を休演していた歌舞伎俳優二代目松本白鸚さんが、2022年12月26日東京の歌舞伎座で舞台に復帰。

休演当初はろれつが回っていなかった。脳梗塞か?パーキンソン病気かも?など、様々な憶測が飛び交いましたが、復帰後の現在の様子はどんなものだったのか調べてみました。

二代目松本白鸚さん

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最近の松本白鸚体調不良の兆し

2022年11月19日「十一月吉例顔見世大歌舞伎」夜の部「口上」を体調不良のため休演。

十三代目市川團十郎白猿襲名披露、八代目市川新之助初舞台興行という大きな節目の舞台だっただけに無念の思いが一杯だったことでしょう。

そのまま当面の間舞台を休演ということになってしまいました。

続く歌舞伎座「十二月大歌舞伎」もそのまま休演。

復帰のメドがたたない状態に、周囲は様々な憶測に包まれていました。

2018年ころから、「顔色がすぐれない」、「むくんでいる」、「しゃべり方が妙にゆったりしている」など、ファンの間でこんな声が囁かれ始めました。

2022年2月に、御馴染みの舞台「ラ・マンチャの男」に出演した際にも同様に囁かれていました。

ただ、脳梗塞であるという確たる報道も発表もされていないため、現在でも体調不良との関連ははっきりとはしていません。

テレビや舞台で見せる芸風から未だに若々しさを感じてしまいますが、御年八十歳という高齢ですから、なにがあっても不思議ではありませんね。

2021年12月に弟である中村吉右衛門さんに先立たれて力落としもあったのでしょうか。

何かと歌舞伎界の重鎮の方々と軋轢のある團十郎白猿さんの襲名披露の骨折りに、過度のストレスがかかったのかもしれないですね。

そもそも八十歳の高齢で長時間の舞台に立つということ自体が並の事ではありませんから、年齢による変化と、日々のストレスなども原因の一つといえるのではないでしょうか。

長い舞台人生の中、何度も怪我や体調不良はあったでしょうが、白鸚さんの歌舞伎役者としてのポリシーが休演を許さなかったのだそうです。

それを物語るのがこちらの言葉。

だから怪我をしたり病気をしたりするのを公にするのは役者らしくないと思う。これはポリシーですね、私の。怪我も病気もいっぱいしましたけど、一切それは表に出さないで、舞台に立ってました。

引用元 婦人公論

そんな白鸚さんが舞台を休んだのは一度だけ。

理由は腎臓結石

結石、あれは痛いです。ただただ痛い。

なるほど舞台の鬼ともいえる松本白鸚さんをして休まざるを得なかったのはわかる気がします。

それだけに今回の体調不良が何だったのか、余計に気になりますね。

ひょっとすると、腎臓結石の再発だったのかもしれませんね。

松本白鸚復帰の様子

その休まない松本白鸚さんが休演したのだから、けっこう重篤かもしれない。復帰のメドはたたないぞ。と周囲が思っているさなかの復帰でした。

2022年12月26日、「十二月大歌舞伎」團十郎襲名披露興行千秋楽に「口上」で見事に復帰。

客席を沸かせました。

その様子が以下の通り。

「ご機嫌よろしゅうござりまする、松本白鸚にございます。当月は先月に引き続いて襲名興行でございまして、無事にここに千秋楽を迎えましてございます。これも皆様方のおかげ、関係者一同誠によろこばしく、厚く厚く御礼申し上げまする次第にございます」と感謝した。

團十郎、新之助を披露する役目は、市川左團次が務めた。白鸚は「体を痛めまして、私の同門の大先輩、市川左團次丈に代わりをやっていただきます。本日の千秋楽まで代わりをいたしてくださいましたので、その敬意を表しまして、大先輩に今日もご披露をしていただきたいと思います」とし、左團次に「先輩」と声を掛けると、場内が温かい笑いに包まれた。

引用元日刊スポーツ

復帰早々に見事な口上を披露し客席を沸かせる。

流石の風格です二代目松本白鸚。

ただ、やはりまだまだ体調は万全ではなさそうですね。

披露の役を譲ったのも本当のところはしんどかったのかもと思ってしまいますね。

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松本白鸚今後の活躍は?

無事に復帰を果たした松本白鸚さんですが、まだまだ体調は万全ではなさそう。

舞台への本格復帰はまだ先になりそう?

と、思いきや。

2023年1月には、早速歌舞伎座にて「壽 初春大歌舞伎」の第2部「壽恵方曽我」に出演されるそうです。

「壽恵方曽我」。日本三大仇討のひとつ、曽我兄弟の仇討物語ですね。

松本白鸚さんの役どころは曽我兄弟の敵役・工藤左衛門祐経。

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも登場したお馴染みのキャラクターです。

曽我五郎時致を演じるのが息子の松本幸四郎さんですから、親子での派手な立ち回りが期待されますね。

復帰早々の大舞台ですから、歌舞伎ファンは楽しみにしていることでしょう。

この度の休演騒動が杞憂に終わったなと思わせてくれることを願うばかりですね。

最後までお読みいただき有難うございます。

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