反町隆史と竹野内豊の若い頃がまぶし過ぎ!伝説の月9「ビーチボーイズ」とはどんなドラマだった?

誰でも夏になると見たくなってしまうドラマがあると思いますが、この「ビーチボーイズ」というドラマをそれに挙げる人はかなり多いのではないでしょうか。

1997年夏の月9ドラマとして放送されたこのドラマの主演は、反町隆史さんと竹野内豊さんのイケメンコンビ!

タイプの違う2人の若者が夏の海辺で繰り広げる奇妙な友情物語。

2023年の7月、Blu-rayの発売により再び注目されているこの「ビーチボーイズ」というドラマですが、若い年代には見たことがないという人達もけっこういたりします。

今ではイケオジとなった感のある反町隆史さんと竹野内豊さんの若い頃の魅力が爆発しているドラマ「ビーチボーイズ」。

改めてその魅力を探ってみたいと思います。

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「ビーチボーイズ」ってどんなドラマ?

このドラマは1997年7月から9月の半期にフジテレビ系で21時からの枠で放送されたいわゆる月9ドラマです。

これまでラブストーリー色の濃かった月9ドラマの常識を打ち破り、男同士の友情を軸にストーリーが展開する異色作となっています。

明るく能天気なお調子者キャラ・桜井広海を演じたのが反町隆史さん。

冷静沈着、クールで真面目な元エリート商社マン・鈴木海都を演じたのが竹野内豊さん。

心に傷を負い人生に疲れ、とある浜辺の民宿に流れ着く2人の男。

そこで起こる出来事や色々な人達との出会いによって、徐々に自分の居場所を再確認していく2人。

「大人の夏休み」ともいえる貴重な時間を過ごし、自分を取り戻し再び歩き出すまでを描く人生の再生物語といえるでしょう。

平均視聴率は23.7%で、最高視聴率が26,5%の大ヒットドラマとなりました。

輝く夏の太陽と陽気なBGM。

あのキラキラしていた90年代の日本を感じることができます。

【PV】反町隆史・竹野内豊 W主演ドラマ「ビーチボーイズ」7月26日(水) Blu-ray Box 発売決定!

反町隆史と竹野内豊の魅力が満載!

このドラマの魅力は、何と言っても人気イケメン俳優2人のダブル主演というところに尽きるでしょう。

お調子者の楽天家キャラに反町隆史さん。

クールで理知的キャラに竹野内豊さん。

まさにドンピシャリなキャラクター設定でした。

舞台が海という事で、やはり泳ぐシーンなどが多く、2人とも身体を鍛えて臨まれていたのではないでしょうか。

泳いだり走ったりバイクに乗ったりと、熱い演技の多かった反町隆史さん。

イケメンボイスでクールにキメていた竹野内豊さん。

このドラマですっかり夏の海の男のイメージが定着した2人。

サングラスにジーンズにTシャツ。

髪を掻き上げる仕草だけで黄色い悲鳴があがるという大人気俳優となっていきました。

このドラマの主題歌は反町隆史さんが歌う「Forever」

この曲はボン・ジョヴィのリッチー・サンボラがギターとコーラスで参加するという豪華な1曲(この頃のドラマ主題歌は、無駄に豪華なものが多かったですね)で、これが反町隆史さん歌手デビュー曲として話題になりましたね。

「ビーチボーイズ」以降、主演の2人はそれぞれヒット作に主演するなどして人気絶頂となっていきましたね。

脇を固めるのは豪華俳優陣!

主演の2人は勿論こと、その他のキャラクターも実に魅力的でした。

脇を固めた俳優陣が素晴らしかったですね。

2人が流れ着く民宿「ダイヤモンドヘッド」のオーナー和泉勝を演じたのがマイク眞木さん。

頑固で口は悪いが人生の達人ともいえる魅力に溢れた自由人キャラ。

まさにマイク眞木さんにピッタリの役柄でしたね。

サーフィンやギターで歌うシーンなど、往年のファンの心をくすぐる脚本が秀逸でした。

その孫で民宿の手伝いをしていた高校生の和泉真琴を演じたのが広末涼子さん。

ここはもう安定のハマり具合で、彼女の視点でドラマが進展していく本作。

難しくも重要な役どころを見事に演じ切っていました。

浜辺のスナックのマドンナである前田春子を演じたのが稲森いずみさん。

和泉勝の昔からの知り合いで、皆をつなぐ重要な役どころでした。

魅力的かつサバサバとしたキャラの大人の女性を、これまた見事に演じられていました。

その他、真琴の級友役で川岡大次郎さん、佐藤仁美さん。

謎の女性役で原沙知絵さん。

コミカル担当の平賀雅臣さん、武野功雄さん。

ゲスト出演者として平泉成さん、田中好子さん、山本太郎さん、浅茅陽子さんなど、豪華俳優の方々が彩を添えてくれています。

月9ドラマなのに恋愛要素がほぼなし!

これまで月9ドラマと言えば、その多くが恋愛を描いてきたイメージが強いですね。

「ビーチボーイズ」もイケメン二人のダブル主演ということで、かつてない力の入った恋愛ドラマが展開されると思いきや。

男の友情を軸にした珍しい展開でした。

実際に恋愛要素はほぼありませんでしたね。

ドラマのヒロインとなる広末涼子さんは高校生の役でしたので、淡い恋心を抱く描写は随所に現れてきましたが恋愛描写はあるはずもなし。

脇を固めた稲森いずみさんはどうか?

浜辺のスナックのマドンナという役柄でしたが、二人との関係は友情の線から外れることはなく、実に清々しく最後まで恋愛的要素はありませんでした。

しかしこれが逆に良かったのでしょうか。

男同士の友情物語に恋愛要素が入ればストーリーが複雑化してしまい、清々しい大人の夏休みというテーマがブレる。

徹底してラブストーリーを排除した姿勢が、かつてない名作を誕生させたのではないでしょうか。

「ビーチボーイズ」はなぜ伝説のドラマになったのか?

これまで月9ドラマといえば恋愛モノが定番でした。

ところが「ビーチボーイズ」以降、月9ドラマは王道の恋愛ストーリーから、警察や医者、弁護士や検事といった仕事をベースにしたドラマへと変わっていきました。

勿論その中にも恋愛の要素は入ってくるのですがベタなラブストーリーは大幅にりました。

それによって新たな視聴者層を取り込み、下がりかけた月9ドラマ人気を盛り返しましたね。

この流れを作ったドラマこそ「ビーチボーイズ」だったのではないでしょうか。

どこか切ない夏の海

このドラマの舞台は都心から離れた海辺の民宿でした。

誰でも幼い頃に家族や地域で行ったことのある海の家や浜辺の風景は、何とも言えない感情を湧き起こしますね。

物語は夏の真っ最中から始まり、やがて夏の終わりを迎える頃にクライマックスとなります。

リアルタイムでは7月スタートで9月末に最終回を迎えたので、視聴者も一緒にひと夏の「大人の夏休み」を体感できたということになりますね。

夏の太陽とノスタルジーを掻き立てられる風景の中、様々な人達の思いが交錯する脚本と映像が実に見事でした。

人生には夏休みが必要なのだというメッセージ

主人公の2人はそれぞれ人生につまずき、心を取り戻すため流れ着いた民宿「ダイヤモンドヘッド」で住み込みで働きながらひと夏を過ごしました。

今でこそ自分探しで仕事を辞めて色々な道へ進んでいく人は増えましたが、1990年代にはまだそういう風潮は少なかったですね。

一旦レールから外れると社会から色眼鏡で見られるような風潮がまだまだあったように思います。

第4話で、会社を去った海都の元上司(演じたのは平泉成さん)が家族で民宿を訪れます。

「誰でも本当はお前みたいにやりたいんだよ」と語るシーンが印象的jでしたね。

つまずいたり人生に疲れた時は大人にこそ夏休みは必要なのだと考えさせられる話でした。

最終回間近、それぞれが夏の終わりを意識しはじめた頃、2人が語り合うシーンで「俺達ひょっとしたらとっても貴重な時間を過ごしているのかもしれないね」というセリフが出てきます。

どんなに楽しくても夏休みは終わるもの。

終わるからこそ夏休みはキラキラ輝くのもなのだという事を強く印象付けられる名シーンでした。

この切ない大人の夏休みを、愛すべきキャラクター達と共に疑似体験できる所がこのドラマの魅力なのではないでしょうか。

これだけの要素が詰まったうえで、主演の2人がイケメンなのですから、そりゃあ伝説のドラマにもなるわなというところですね。

ちなみにドラマ終了の翌年1998年1月には、スペシャルドラマも制作され、キャラクター達のその後の姿も描かれています。

何はともあれ伝説の月9ドラマ「ビーチボーイズ」。

一見の価値ありでしょう。

最後までお読みいただき有難うございます。

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