
日本を代表するアカペラグループ「RAG FAIR」のリードボーカルとして活躍中の土屋礼央(つちや れお)さん。
ソロ活動の他、ラジオパーソナリティやコメンテーターなど、マルチに活躍をされています。
そんな土屋礼央さん、なんと落語家としての顔も持っています。
土屋礼央さんの落語の腕前はどのくらいのモノなのでしょうか。
あの立川志らく師匠もその実力を認めたというのは本当なのか。
土屋礼央さんと落語との関係について調べてみました。
落語家としての土屋礼央

土屋礼央さんは現在、立川志ら乃さんから落語を学ばれています。
立川志ら乃さんは立川志らく師匠のお弟子さんで、2012年に真打になられた実力派落語家です。
立川談志師匠の流れである立川流の落語家となった土屋礼央さん。
落語家へのきっかけは何だったのでしょうか。
きっかけは立川志らく
もともと落語には興味のあった土屋礼央さん。
2007年のRAG FAIRファンクラブイベントにて、独学で創作落語『グレーゾーン金利』を披露した過去があります。
そして決定的なきっかけとなったのは2018年のイベントでした。
第4回下北沢ワタナベエンタメフェス「志らくに挑戦!はじめての落語 〜座布団に飛び込む 歌手と俳優五人衆!…と、見届け人 志らく~」
このイベントで立川志らく師匠の弟子である立川志ら乃さんに師事。
この後、本格的に落語の世界に入っていくことになりました。
土屋礼央の落語の実力はスゴイのか?
2018年から落語を学び始めた土屋礼央さん。
果たしてその実力はどのようなものなのでしょうか。
土屋さん自身は落語の腕前については謙虚な姿勢を見せています。
落語会では師匠である立川志ら乃さんに寸評をしてもらうなど、ひたむきに技術向上に努めているところです。
これまで培ったラジオパーソナリティやミュージシャンとしての経験を活かしながら、着実に腕を磨いている段階のようですね。
土屋礼央の落語スタイル

土屋礼央さんは立川志ら乃さんに師事していますから、立川流の伝統を学んでいると考えられますね。
例えば立川流の教えでは、「落語だけを稽古して綺麗にしゃべれるようになっても、それはただ綺麗に落語をなぞっているだけ」であり、「その人がどういう人間かという部分が出たほうがいい」とされています。
ラジオパーソナリティやミュージシャンとしての多様な経験が、落語に独自の味わいを加えているのではないでしょうか。
立川流は寄席に出演しないという独自路線を歩んでいることで知られています。
そのため、土屋礼央さんも自身の落語家としての活動には独自のものを取り入れています。
これらが土屋礼央さんの落語のスタイルを形作るものになっているようです。
様々な活動
2018年に落語を本格的に学び始めた後は、様々な活動を展開されてきました。
2019年には毎月のように寄席に出て新作をネタ下ろし。
2020年2月には土屋礼央さん作の創作落語『津軽海峡冬景色』を初披露。
2020年5月23日、YouTubeにて「土屋礼央レオらくごチャンネル おうちらくご」を開設。
動画編集も自分で行い、自宅で撮影した落語を中心に師匠との稽古の様子なども定期的に配信。
また自身の落語会「レオらくご」を主宰。
2020年7月にはコロナ禍を乗り越えて初のオンライン生落語会を開催。
この会では、ネタおろしで恋愛噺に挑戦するなど、独自の視点から新たな挑戦をされています。
2024年1月より師匠立川志ら乃さんが継続的に開催している落語会「チーム志ら乃」に月2回ずつ出演。
このように精力的に落語家としての修行の日々を送られています。
立川志らくも実力を認めている?
土屋礼央さんは落語の世界に入ったことで、立川志らく師匠の孫弟子という関係性になりました。
その立川志らく師匠は土屋礼央さんをどう評価しているのでしょうか。
一説にはその実力を認め、高い評価をされていると言われています。
志らく師匠は土屋礼央さんに対して、自身の弟子である志ら乃さんよりも上手くなる可能性があると言っていたことがありました。
「志ら乃よりもウケるようになればいいんですよ。その可能性は十分。」という発言です。
さらには、土屋礼央さんが志ら乃さんの下で頑張ると言った際、「別に志ら乃の下で頑張らなくても大丈夫ですよ。」と述べたというのです。
土屋礼央さんの才能を高く評価していることのあらわれとも考えられますが、志らく師匠の茶目っ気ともとれる言動とも言えますね。
ただ、志らく師匠は土屋礼央さんに対してその落語の才能を認め、好意的な評価を持っていることは間違いなさそうです。
かつて「志らくに挑戦」のイベントで優勝した土屋礼央さん。
この時かけたのが古典落語の「子ほめ」でした。
それを評した志らく師匠の言葉。
「初めてなのにプロのリズムをマスターしてしまっている。子ほめであれだけウケたのはここ30年くらい見たことがない」
という賛辞を残されていました。
志らく師匠は土屋礼央さんの江戸っ子口調やラジオでの話し方にも好感を持っていました。
その感覚が落語の世界観とよく合っていると評価しています。
ちなみに30年前、前座時代の志らく師匠は「子ほめ」でよく爆笑をとっていたそうで、土屋礼央さんの姿が若い日の自分に重なったのかもしれませんね。
土屋礼央さんと立川志らく師匠は、土屋礼央さんが落語の世界に入ったことで師弟関係に近い関係となり、現在も交流が続いています。
土屋礼央さんは志らく師匠を「大師匠」と呼び、尊敬の念を抱いて慕っているそうです。
まとめ
土屋礼央さんは2018年のイベントをきっかけに落語を本格的に学び始め成した。
その後、精力的に修行に励み、YouTubeチャンネルや自身主催のオンライン生落語会など、現在も様々な形で活躍を続けられています。
土屋礼央さんの落語の実力は、立川志らく師匠も認めるほどのもののようです。
土屋礼央さんは立川志ら乃さんの指導を受けながら、志らく師匠の孫弟子として現在も落語の修行を積んでいます。
今後もますます活躍に期待したいですね。
最後までお読みいただき有難うございます。
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