「西部警察」や「あぶない刑事」など、数々の作品で知られる俳優・舘ひろしさん。
そのダンディな魅力は年齢を重ねても衰えを知りません。
2024年にはかつてのヒット作「あぶない刑事」の新作が公開予定という事で、ファンの間では熱い期待が巻き起こっていますね。
そんな舘ひろしさん、2024年にはもう1本大きな映画に出演されました。
週刊少年ジャンプで連載されていた野田サトル先生の作品「ゴールデンカムイ」の実写映画です。
この作品で舘ひろしさんが演じたのは、新選組副長・土方歳三です。
漫画の実写映画化には色々な声が飛ぶのが常ですが、この映画はどうだったのでしょうか。
そして歴史ファンにはお馴染みの新選組の土方歳三。
この人気キャラクターを演じた舘ひろしさんの評判はどうだったのでしょうか。
これまで土方歳三を演じてきた俳優とも比較しながらまとめてみました。
舘ひろしの土方歳三はアリなのか?
土方歳三というキャラクターは、幕末に活躍した新選組の鬼の副長としてよく知られている人気キャラクターですね。
組織をまとめ上げるため厳格な行いを貫いたクールなキャラクターのイメージが強いですね。
また、歴史人物の中でもかなりのイケメンだったことでも知られています。
写真も残っていますが、本当にかなりの美男子です。
史実では明治維新の戊辰戦争・函館五稜郭の戦いで命を落としています。
享年34歳。
そんな土方歳三を演じるのは現在では70歳を越えた舘ひろしさん。
えらく年齢がかけ離れているなと思ってしまいますが、今回は漫画作品の中の土方歳三の話です。
明治の世を生きていたという設定の、老人になった土方歳三を演じたのが今回の舘ひろしさんです。
昔はダンディーな伊達男として活躍し、老いた姿もそこは男前の土方歳三という雰囲気を残しているという状態のはずです。
昔からクールな色男イメージそのものだった舘ひろしさんにとって、今回の明治に生きていた土方歳三像はピッタリとハマっていたのではないでしょうか。
それにしても、馬で疾走しながら銃をぶっ放す姿、馬がバイクに変わればそのまま「西部警察」や「あぶない刑事」ですね。
ハマり過ぎでしょう。
ゴールデンカムイの土方歳三
改めて「ゴールデンカムイ」という作品における土方歳三がどんなキャラクターなのかまとめてみました。
史実では、新選組の副長として鬼と呼ばれた非情さで組織を束ね、最後は明治2年(1969年)に函館に散っています。
作中ではどんなキャラクターとして描かれているのでしょうか。
戊辰戦争末期、敗色濃厚の函館から密かに逃げ延び、素性を隠して政治犯の模範囚として幽閉されていたという設定になっています。
後に脱獄して北海道を独立国にする計画を立て動き出すという熱いキャラクターでした。
風貌は銀色の長髪にあご髭というワイルドなものになっています。
自らが率いる一派や、同盟を組んでいる一派全員から怪しまれていたり、盟友・永倉新八(元新選組2番隊組長)からも死に場所を求めているのではと疑われていり、孤独な老戦士という感じでした。
孤高のヒーローというのも、舘ひろしさんのイメージに合っていたのではないでしょうか。
これまで土方歳三を演じた俳優は誰?
新選組を扱った作品は、これまでかなりの数が作られています。
その中で土方歳三を演じた俳優もその数は多いですね。
そんな様々な土方歳三を少しまとめてみました。
栗塚旭
多くの時代劇ファンから今でも支持されるのが栗塚旭さんの土方歳三でしょう。
村上弘明
1998年の新選組血風録で土方歳三を演じた村上弘明さん。
ビートたけし
映画「御法度」で不気味に土方歳三を演じたビートたけしさん。
渡哲也
年末時代劇「五稜郭」で土方歳三を演じた渡哲也さん。
岡田准一
映画「燃えよ剣」(2021年)でキレキレの土方歳三だった岡田准一さん。
町田啓太
大河ドラマ「青天を衝け」で話題になった町田啓太さんの土方歳三。
山本耕史
大河ドラマ「新選組!!」で土方歳三を演じた山本耕史さん。
多くの人から大好評を得た土方でした。
これらは史実をモチーフにした土方歳三だったので、今回の明治の世に生きていた老境の土方歳三という特殊なものとは違いますね。
なかなか比較は難しいですね。
まとめ
「ゴールデンカムイ」も、制作段階では色々な意見が飛び交った漫画実写化が不安視された映画作品でした。
しかしキャストが発表され、徐々に不安が期待へと変化していったのではないでしょうか。
カウボーイハットで颯爽と駆ける銀髪の老人。
鮮やかな剣術とド派手なガンアクション。
土方歳三に関しては、舘ひろしさんの魅力があふれ出ている作品となりましたね。
2024年は「あぶない刑事」一色かと思いきや。
舘ひろしさんの土方歳三の魅力にハマりまくった人も多いのではないでしょうか。
今後もますます活躍されていくのではないでしょうか。
最後までお読みいただき有難うございます。
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